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西八条にて
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タイトル『応天の門』。漫画です。やべぇ。これやべぇよ・・・。



業平と道真がタッグを組んで事件解決とか胸熱すぎるだろ


第二巻は今年の秋発売予定。1巻での登場人物は↑の二人のほか、強制退場が決まってる()伴善男、ハセオ、良房、是善(道真パパ)、天皇(多分清和)、高子、ロミヒー(広相)、その他


「平安クライム・サスペンス」とか新しすぎる。1話目は鬼が出た出ないとかいう話なんですが、晴明みたいなスーパー陰陽師が派手な術ぶっぱとかやらかすような話ではないです。というか陰陽師自体出てきません。口の悪いひきこもりエリート(帯参照)の道真が推理して業平が立ち回る感じです。今までになかったタイプいやいやまじで。
そして「曲がった~ことが大嫌い~(理屈が通らないとかマジねーわ)」な道真を見るに何か今後の彼のフラグが垣間見えた感じ(相手が藤原でも遠慮しないとか)。業平は逆に現実的で「藤原に逆らうとか、な、なにをいっているのかry」と道真は考えが違うっぽい。まあ当時としては業平的な考えが普通だったんだろうなーと。それでも道真に協力する業平マジイケメン。そして威圧感パネェ逆ライト良房。オワタ、俺の人生オワタと言わしめるに十分すぎるさすがである。確かにあの頃って道長みたいな藤原といえば勝利確定って時期でもなかったんだよなぁ。やらかしたヤツは身内でもバッサリ切り捨てる良房。そこにしびれるあこがれるぅ!(超他人事)あと高子美人。マジ美人。あんな美人でも「もう年増だし」とか影でディスられてるかと思うと平安時代って怖いね!
しかし前半後半とも「大殿」がキーキャラなんですが、前半外道後半マジいいじーちゃんと正反対。だが後半の話は入内絡みでもあるので、裏で良房が「ザマァ」善男が「クソガァァァ」ってのがリアルだった。

ロミヒーが出てきたってことは今後基経も出てくる気がする。ロミヒーはいかにも好青年なイケメンだったが基経はどうなんだろうか。


しかし道真ってやっぱりひきこもりとかぼっちだと思われてんのかwwwと帯を見て思った次第。うちの設定でも人当たりや口は悪くないけど「俺のこと嫌いな人はどうでもいいし」っていう潜在的ぼっちみたいなものだしな。
一番それっぽいと思ったのは漢詩の本とかを女房に「片づけておきましたよ」と言われて「ああああ順番がぁぁぁぁ!!」ってショックを受けてた場面。あの人確かにそういう細かいところでスゲー神経質な気がする。


とにかくこの本オヌヌメです。
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サブタイは「はるかなる古代、出雲は近江だった」です。


単刀直入に言うととんだ地雷本でした(爆死)


まだ半分までしか終わってないんですが、序盤から何を言っているのかry

とりあえずこの人は「物部は悪い奴だ(キリッ」と言いたいらしい。ヤマタノオロチ=ヤソノチマタ(交通の要所らしい)=三輪山(ヤソノチマタがあるのがここっぽい)=ヘビ=ムカデ=化物=妖怪=モノノケ=モノノベ(物部)とかいう超数式とかも出てきて何を言っているのかry
物部がたくさんの同族がいたことから「八十物部」と言われているらしく、まあだから「ヤソ」だろということらしい。それにしても色々強引すぎ感があるし、「八十」は「物部」の枕詞になったって書いてあるけど、表記は確かに「物部」だけど読みは「もののふ」らしい。他に宇治川の枕詞でもあるっぽいです。
あと本拠地が三輪山ってなってるけど、普通言われてる物部の本拠地は河内(大阪)なわけで、じゃあ何で三輪山なのかっつーと、↑のオロチのすみかが三輪山で、オロチは物部のことだから、ということらしい。ちなみにその三輪山にある大神神社は特にそんなことは言ってないようで、つまり根拠が特にない模様。まあこれに関しては梅原てんてーも同じこと言ってるようなんで、あとで『葬られた王国』を読んでみます。多分そのへんの話も出てると思うので。


何より驚いたのがこの人全く専門外だったという点。科学ジャーナリストらしい。他にもいくつか著書の紹介あったけど日本史のは一つもなし。それなのにこれ邪馬台国がどことか卑弥呼が誰とか挙句欠史八代とか専門家ですら未だ決着していない問題によく手を出したなと。無謀にも程がある。なお三代天皇「安寧天皇」はこの人いわく「大国主」で、前代(つまり二代目天皇)の「綏靖天皇」はその大国主の父親。さらに言うと大国主の嫁の一人である「八上姫」は父親が「少彦名(大国主と一緒に国づくりをしたと言われる神)」で、コイツが「因幡の白ウサギ」、さらにさらになんと大国主の姉はあの卑弥呼でその後継者になった台与(この本ではこういう表記だけど、未だに表記読みともにはっきりしてないらしい。「とよ」と読んでる)は八上姫と大国主の娘で、つまり卑弥呼と台与は伯母と姪の関係っていうカオス仕様。本人は「トンデモと言われてしまうかもしれないがそうでもなくね?」みたいな妙な自信があるような風だったけど、私にはどうみてもトンデモとしかry

あとは「ヘソ」と「マガリ」という場所があって、これが近江(滋賀県)の東側?のことで伊勢遺跡とか下鈎(しもまがり)遺跡とかがった場所が邪馬台国みたいな書き方をしている。ちなみにその場所は『日本書紀』の記述によって神武によって「秋津州(あきつしま)」と呼ばれ、その前にニギハヤヒ(物部の祖とされる)によって「虚空見つ日本の国(そらみつやまとのくに)」と呼ばれ、さらにその前にオオナムチ(大国主)によって「玉牆の内つ国(たまがきのうちつくに)」と呼ばれ、さらにさらにその前にはイザナギによって「浦安の国」「細戈の千足る国(くわしほこのちだるくに)」「磯輪上の秀真国(しわかみのほつまくに)」と呼ばれていたって書いてあります。後者の3つは3つの国って主張。書き下し文とか本分引用とかではないです。手元にある講談社学術文庫の『日本書紀 上』でその部分を見てみると

  「なんと素晴らしい国を得たことだ。狭い国ではあるけれども、蜻蛉(あきつ)がトナメして(交尾して)い  るように、山々が連なり囲んでいる国だなぁ」と。これによって初めて秋津州(あきつしま)の名ができ   た。

とあります。ここまではいいです。問題は次から。

  昔、イザナギ(変換がめんどくさry)がこの国を名づけて、「日本(やまと)は心安らぐ国、良い武器が沢  山ある国、勝れていて良く整った国」といわれた。

  また大己貴大神(おおあなむちのおおかみ)は名づけて「玉牆の内つ国(美しい垣のような山に囲まれ  た国)」といわれた。

  ニギハヤヒ(変換がry)は、天の磐船に乗って大空を飛び廻り、この国を見てお降りになったので、名   づけて「空見つ日本の国(大空から眺めて、よい国だと選ばれた日本の国)」という。


これは原文ではなく現代語訳の本なのできちんと比較はできませんが、この記述だけ見れば「名付けた順序は特に明示されていない」というのが一点。著者は国の名前を付けたのがイザナギ→オオナムチ→ニギハヤヒ→神武という順番という体で話を進めてますが、この現代誤訳を見る限り誰がいつそう名付けたかは書いてないです。単に「各々が見た感想をそのまま国名として読んでみた」とも取れるし、イザナギがつけた3つの名称は3つの国じゃなくて普通に日本の特徴を3つ上げただけなんじゃ・・・。分かりやすく(?)言うと「水がうまくて空気も爽やかで自然も豊富」みたいな、そんな感じ。「水がうまい国」と「空気が爽やかな国」と「自然が豊富な国」と言っているわけではない。大体「日本は心安らぐ武器が沢山ある勝れていて良く整った国」ってフツーに読める。まさか原文はそのまま●●の国って書いてあるから3つの国のことだ!とか思ったわけじゃない、よね・・・?何か「実在する」とか言い出してたけど、そもそもこれらの名称は実在するもなにも日本(本州)のことであって、特定の地域の、それこそどっかの国のことを指しているわけではないと思うんだが、どうなんですかね。今度図書館に(あったら)国史大系見てきます。


あとは・・・他にも言いたいことというか突っ込みどころはあります。むしろ突っ込みどころしかない。これだけ誰誰がこの名前で~とか当てはめてるくせにそもそも系図が一つもないとか、説明する気ないんじゃね?と思うし、『日本書紀』は物部ひいきの天武が~っつてるけど、天武が物部ひいきする理由って何よ?という点は何も言ってないし、何かやたら「ヘソマガリ神話(近江での出来事を指しているっぽい)は出雲神話に【方違え】されて~」みたいな謎の使い方をするし。この人「方違え」を誘導というかミスリード(間違った方法に導くこと)みたいな使い方してるけど、陰陽道で悪い方角を避けるのを「方違え」というのであって、ぶっちゃけ完全に誤用としか。痛い中二病を見ているようだ。
一番衝撃だったのはこれだけのネタを満載しておきながら参考文献一覧がないこと。この人何見てコレ書いたの?本文で出てくるのがほぼ『古事記』と『日本書紀』だけで、一回だけ『先代旧事本紀』が一瞬出てきただけという。オロチ関連とかそういういわゆる「出雲神話」と呼ばれているものは↑のごとく近江でのことだからといういうのは一万歩譲るとしても『出雲国風土記』に全く触れないのはどういうことなの。風土記にはこう書いてあるけど~っていうのが一切ない。この人に言わせると風土記の話は全部デタラメってことなんですかね。出雲の話が近江のことっつーなら、オロチ前後の話も近江でのことなの?っていう疑問が出るし、前後の話は現地(出雲)だけどオロチの話はやっぱり近江が舞台っつーなら、じゃあその部分だけ場所が違うのは何でなのよ?という疑問も出てくるわけで。オオクニヌシ周りでも、八上姫はやたら出てくるものの正妻ポジのスセリはほぼスルー。息子もアジナントカ(酷)のみを挙げて、そいつよりもよほどネームバリューがあるタケミナカタとコトシロヌシは完全スルー。特にタケミをガチスルーする理由はなんなんですかね。もう何が何だかわからないよパトラッシュ(違)



とにかく説明不足というか、説明する気全然ないよねとしか言いようがないです。多分本人の頭の中では壮大なことになったるんでしょうけど、聞いた方は「はあ?」とならざるを得ないような。端々に「これは大発見だ!」みたいなドヤ宣言があるけれど、その後に「机上の空論では無理」とか「もっと物部を調べる必要がある」とか、この人マジ何を使って書いたんだこれ、っていう。地名から色々想像するってのはよくあるけど、それにしたって地図見ただけでさもそれが「隠された真実(ドドドヤァ」みたいな風に書かれるのはちょっと稚拙すぎやしませんか。それとも私の読解力がアレなんでしょうか。少なくとも私は半分読んだ時点でも未だに何をおっしゃっておるのやら状態です。ぶっちゃけこの時代って証拠らしい証拠もロクにないので「こじつけでも納得できる説明」であれば「そういう見方もあるのか」って思えるんですが、この本はそのこじつけすらまともになってないというか、もう著者が言いたいこと言ってるだけ。「酒の席でこの話をすると大体嫌な顔をされる」って自虐ぽく書いてあるけど、確かにこんなわけのわからんことを酔っぱらいから聞くのは苦痛です(バッサリ)そもそもタイトルと内容が不一致な気がする。物部なんか途中で出てきたしな。どこからが実在?の人物なのかもはっきりしてないし、そもそも人なのか神なのかが分からない(大国主とか)

とにかく物書きでもない素人に現代語訳の本持ってこられて「これおかしくね?」とか突っ込みされるようじゃチョロ甘です。とはいえ↑の部分はかなりはしょっていることもあり正確ではないかもしれないので気になる人は自分の目でチェックしてみてください。図書館にあれば借りる方向で。
あとこれから本を買う時は必ず参考文献の有無を確認します・・・。参考文献出さない本って基本的に半分くらい信用ないようなモンなので(小説とかは別だけど。でも本屋大賞取った『村上海賊の娘』は参考文献めっちゃあって逆にびびった)。しかしあと半分が長いな、ふぅ・・・。
いわゆる「創作系での名前で使えそうな言葉一覧」本です。和風とあるので当然和風。「永劫神力雪華凍風」と書いて「エターナルフォースブリザード」と読むみたいな。まあこれは和風のとは別に外国語読みのと照合して作りましたってまえがきに書いてました。

とまあネタ本扱いもできるんですが、これ項目ごとに単語がズラーッと並んでて(超簡単な説明文あり)、季節や自然現象、植物、動物その他官職名旧国名妖怪(神獣系も含)神仏名などなど、専門辞書で調べる一覧としてかなり使えます。個人的に。自作で一覧用意しなくてもいいし、調べ済みのものは直接ページにチェックいれるなり、上から半透明のふせん貼るなり(文房具屋だと1つ500円くらい?するけど同じようなのが100均にもあったのでそれでいいかも)して。神仏名とかは特にこういう一覧でもないとかなり穴があきまくりなので(適当にページ開いて適当に選んでメモする為)。あと官職名って未だに全部埋まったなかった気がする。というか調べた記憶がry

来春引っ越し予定なので部屋の整理も含めてそのへんの資料とかも整理したい。って毎回言ってる気がするけど全然進まないのは机がないせいだ!!←
『藤原良房』読み終わりました。あのくらいの長さだとやっぱり物足りないので、がっつり読むならもうちょっと分厚いやつですかね。人物叢書とか、出てたっけ?ハードカバーとかのがあったら1章分ってところですかね、長さ的に。

それでも摂政とか関白はこういう経緯で発生して、この時期に確定して云々とか、そういうのはとっても参考になりました。あのへんの官職とか位階とか、未だにカオスで正確なところは把握しかねてます(滝汗)まあ官職要解あるんでそのあたりをきちんと読めば、多分・・・。
良房なのでメインぽい扱いはやっぱり応天門の変でした。あと平城太上天皇の変(薬子の変)とか。ただあくまで「良房がどういう風に関わったか」が主点なので、全編に通して言えることですがぶっちゃけ「良房の性格」みたいな話はほとんどないです。強いて挙げればめっちゃ清和に好かれてたくらい←
人物像がいまいちはっきりしないので、まあその辺は捏造ry 冬嗣経由のいい人っぽいですが。

最後のほうは良房とはあんまり関係ない、というか律令国家の体制とか、当時の日本の気候とかそういうのがちょろっと出てました。実は当時「貞観地震」なるものが発生していたらしく、これが去年の大震災と発生源が被ってたり、被害状況も描写もまさしく去年のそれとほぼ共通だったりと。少し前になりますがこの地震何かの特番というかコーナー?みたいなものに取り上げられていてました。ただこういう過去の記録(当時の被害状況の記録がどこぞの寺に残ってる)に基づく自然災害は今の科学とかからは全く相手にされていなかったらしいです。べっくし。まああれだけの被害の地震だったし、1000年以上前とはいえかなりの部分で重なってる部分があるとすれば、今後はいい具合に使っていってほしいですね。文献も科学も。

余談ですが貞観地震の後に方略式のお題で「地震について説明せよ」ってのがあったんですが(もうひとつは自分の氏族の説明)、これ道真が突破した試験ですよね。人物叢書の『菅原道真』を読んだ時に「地震の説明とかすっげーなぁ」とか思ってたんですが、まさかこれがきっかけで試験の問題に採用されてるとは思わなかった・・・。直接の被害はなかったとはいえ、やっぱり当時の中央政権でもかなりの衝撃があったんでしょうね。



良房ってどっかに描いた記憶があるんだが、それがどこにあるのか思い出せない←
同人誌的なものじゃないです。日本史リブレットで良房のが出てたので買ってみました。税込840円とリーズナブル(多分)サイズも小さくページも少ないのでするっと読む分には丁度いいかもしれません。まだ読んでないので中身はわかりませんが、多分人物叢書のダイジェスト版?みたいな感じな気がします。

この手の本って後ろに刊行予定一覧みたいなのが出てるんですが、それが没年表示なので、目当ての本が大体どのくらいにあっていつ頃出るのか全く予想できないというのが不満です。刊行順に出してくれれば一番いいのに。通し番号もあるけど、ぶっちゃけバラバラに出るのであれも意味がないというか・・・。それとも同時に原稿依頼出して、上がったものから順番に出してるんだろうか。


とりあえず俺たちのパラダイス(ラインナップ的にも)平安期の人物はリブレットミネルヴァともにびっくりするくらい数が出てないので(人物叢書も出てるけど欲しいのはまだ出てないっぽい、三善とか)出そろうのは当分先な気がします。
そういや何か貴族の昇級?とかそのへんのまんどくさい制度の分厚い解説本みたいなのが出てたんですが、値段見たら7800円とかでそっと本棚に戻しました。た、高い・・・でもちょっと欲しいです。


ハロウィンは・・・ハロウィンこそは絵を描いて上げたい・・・トップともう1枚くらい・・・ぐぬぬ。
『物部氏の伝承』読み終わりましたけども、最後までサッパリ分かりませんでした(爆)ていうかあれ物部あんまり出てこないというか、出てくる人物が大抵「架空潤色されてる」という認識らしいので(著者が)、じゃあこれ論じる意味あるんか、という素朴な疑問が出てきました。守屋とかもそもそもそういう風に名乗った人物はいないって言ってましたし。だったら元になる人物は一体・・・。というかそれを言うならそれこそ元の人物の説明をきちんとしてほしいところだけど、何かその辺はうやむやというか、はっきりしないっていう。

あとは、最初言った通り物部って言ってるわりにそんなに出てくる印象なかったです。石上氏とか布留氏とか、そのへんの説明のほうが大部分だった気がします。まあ全く関係ないってわけでもないんですが。そしてやっぱり朝鮮語のくだりがどうにも・・・。↑で言った出てくる人物が~っていうのは、その人物の名前を朝鮮語読みすると普通名詞になるのばっかりで固有の名前じゃないから、実在の人物じゃないっていう説明なんですけども、じゃあ他の神名人物名地名も、朝鮮語読みすると今までと解釈が違うのか?という疑問も出てきます。雷神雷神言ってた建御雷神とか、朝鮮語読みするとどうなるんだろう。あと微妙に名前が似てる建御名方神とか、出雲のボス大国主神とか。まあその結果で著者が言ってる部分で多少なりとも矛盾があれば、言ってること全部がアーッ!ということになるんですが、そのへんどうなんでしょう。私は朝鮮語とか全然知らないし、そもそも今の朝鮮語の発音表記にそのままあてはめていいものかっていうのもありますし。この部分は朝鮮語の説明が多かったので、ぶっちゃけ「なんのこっちゃ」で内容なんて全く入ってこなかっry
あと「山棲みの民」って出てきたけど、それって何をメインにやってる人なのかが説明省かれた感じなので、良く分かりませんでした。農業がメインじゃないのか?話の流れとしては鍛冶やってて他にそういう銅とか鉄の加工で利益出して、それが布留氏の財源に~みたいなことらしいですが。この辺は「別の本に書いてあるから読んでね!」って言われても(滝汗)当時の日本にいた人たちの構成要素もよくわからんかったし。渡来人系?それともその土地にもともといた人たち?水に近いところに住んでるのか山や森に近いところに住んでるのか。それでも大分違うと思うんですけどね、素人的には。北方系とか南方系とか、具体的にどこから来た人たちなのか。
余談ですけどこの人やたら--←この間に註釈みたいなのを入れるパターンが、ひっじょーに多いです。何か逆に見辛いです。むしろそんな風にやるくらいなら入れないでください。もしくは本文に上手くねじりこんでください。ここで言ってもしょうがないけどね!

【結論】結局何が何だかわからなかったよパトラッシュ

何か「日本書紀観をぶっ壊す」みたいな大層なこと言ってたけど、ぶっちゃけ名前の読み方変えただけだよね。そんな根底からぶち壊すまでには言ってない気がするんだけどなぁ。そもそも日本書紀観って、何?そして古事記は関係ないのか。物部だから関係ないのかなぁ。あの二つ神代時代のとこしか興味ないから両方ともその部分しか持ってないんだよねテヘペロ(何)そういや古事記には出てこないけど書紀に出てくる「天香々背男」っていうのがいるんだけど、この著者曰く天は海(アマ)つまり南方系種族という意味で、香々はカガって発音するから、これは「高」とか「鹿」とかと同じ「カゴ」とも読める。で、これは「銅」を意味するようなので、じゃあこいつもそういう銅剣鋳造関係のやつなのかな?とも思ったり。それも南方系。書紀の内容だ「葦原平定はとりあえずコイツをシメてからにしようぜ」って建御雷神と経津主神のダブル軍神が言ってるくらいだから、多分相当アレな戦闘力を持ってたと思われ。きっとスカウターがパーンする程度には←
まあタケミーもフツヌーも両方天津神だし、ミカたん(香々背男の別名が天津甕星)も頭に天って付くから、南方系種族の内部権力闘争みたいなのが元になってたりするんですかね。あくまでこの人の考え方で言うなら、ですけども。てかそれだと天津神って全員南方系なのか?アロハシャツ着た天照大神(違)


何か個人的に古代史の本って内容あんまり分かんないの多いなぁ。専門知識ほとんどないってのもありますが。あと傾向として現在ある定説にやたら攻撃的、自分がそっち方面暗い、という面がチラチラします。後者に対してはそんなこといちいち書かなくても、って毎回思ってますが。ページもったない。きっと書いてる本人はきちんとやってるつもりでも、読んでみると説明がくどい部分と、説明してほしいぶぶんが川の流れのごとく綺麗にない部分と、そのへんのムラがかなりあると思いました。まあ同業の人向けみたいなモンだから、その部分に関してケチをつけるのは筋違いかなーと思いますけど、一応普通の書店に並ぶようになるなら、もうちょっと分かりやすくならないかなと。校訂作業とかも当然あるでしょうし。

まあそんな感じです。長いですね。びっくりです。ただの本の感想なんで、すっ飛ばしても全然モーマンタイ。
なら頭に書けよ、って話ですが(今更)
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しょーもない歴ヲタぶろぐ。旅行記があったり読書感想があったり。
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京洛ツナ
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女性
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妄想(爆)
自己紹介:
自他共に認める(?)歴史ヲタ。平安から戦国まで。最近は古代まで拡大中。
三国志もいける。ただしつまみ食い傾向(爆)
京都大好き。奈良も好き。滋賀も好き。
いずれは京都に寝殿を構える予定。
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