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西八条にて
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「不平不満なら俺のほうがあるわ」ということなので、この前のグチグチした内容は消しました。わりと長いこと放置しててすみません(滝汗)
三善は何だかんだぶーぶー言いながら面倒見がいいので(その自覚もある)それなりに人づきあいは上手くいってます。道真が「俺のこと嫌いならそれでいいもん」「嫌われてもいいし」みたいなとにかく良好な人間関係を築くことに手を抜いてるので、三善が間に入ることで何とか回ってる、という状態です。表現が適当な道真の代わりに、的確にその意志をくみ取ってちゃんと相手に伝える、いわば通訳みたいなポジションです。
三善が道真のこと好きじゃないのは、菅原のくせに云々じゃなくて、諸々のことに対して不真面目だからです。ただ何だかんだで多少なりとも道真を甘やかしてる自覚はあるので、あんまり強く言えないジレンマ。
道真も三善も方向は違っても基本的に「お人好し」なのでお互いの関係は悪くないです。

道「三善っていつもこういう顔してるよね。もったいない」
三「こういう顔させてるのはお前(と基経)だろうが。自覚あんのか」
道「でもそんな顔しつつ俺に付き合ってくれる三善は好きだよ」
三「・・・・・・・」
基「この泥棒猫!!」
三「とりあえず落ち着け関白」

道真と三善と基経はいつも大体こんな感じの会話をしてます。
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とりあえず『道真』上巻、例の「基経にコッソリ逢瀬がバレてまじ死にそう」な精神状態に陥った道真に2828しようと(外道)つまみ食いしてたらすごいセリフがその後にあったとかなかったとか(ぇ)
シチュは以下の感じ。

基経にバレて心身ともめっちゃ擦り切れて食事もままならない道真。そこに「道真先生まじパネェっス」と尊敬しまくりの平正範(桓武平氏)に別荘へ誘われる。そして酒の席での正範の一言が、これである。

「さあ、今宵はなにもかもお忘れになって、大いに酔うことにいたしましょう。この正範、どのようにでも介抱させていただきましょうから

さらにその後「とりあえず詩のお題20くらい用意したんですけど」という正範に対し「てか今からそれやってたら帰れないなぁ」と道真が漏らすと

「これからお帰りになりたいなどとおっしゃらないでください。多殿(道真の従者)、十六夜の月が西の山の端に沈むまでは決して師(道真のこと)をお返しはいたしますまいぞ


どんだけ道真好きなんだよ!!てか道真本当に好かれる人には好かれるけど嫌われる人には徹底的に嫌われるよね。両極端。あ、ちなみにこの後何もなかったのでご安心を(当たり前だ)この後に例の讃岐にすっ飛ばされる話があるわけですが。
しかしこの本の基経本当に道真好きなんだな(腐的な意味じゃなくて)さすがに道真が何をやってたか知っちゃったわけなので、放置しとくわけにもいかないから讃岐に行ってこいと。この頃既に道真の風当たりが風速40メートルくらいになってるので「ちょっと都から離れて気分転換でもしてこい」みたいな理由にするあたりいい人すぐる。もちろんこれは表向きの理由ですが。え、陽成天皇?聞かないでください(爆)
拙宅では基経道真をゴリ押し(ぇ)してますが、ぶっちゃけあの二人あんまり接触らしい接触はないんですよね、公卿補任見る限り。
道真の初出が寛平五年なんですが(従四位下)、基経はその2年前の寛平三年に亡くなってます。道真のほうは貞観四年からの官位も同時に出てるんですが、藤原みたいにアホみたいなスピード出世というわけでもないので、恐らく職場でもほとんど仕事の会話くらいしかなかったかと。讃岐に飛んでた時期もあったし、お互い顔見知り程度で私生活はよーしらん、みたいな。どちらかと言えば時平・忠平と一緒にいたほうが長いです。特に後半は官位も宇多っち(爆)の後押しのおかげで並び立ったわけですし。まあ関わるっていったら行事関係で漢詩詠むとか、そういうのかなぁ。探せばどっか出てくるかもしれませんが。一番決定的だったのは、やっぱり阿衡の紛議だと思いますが。ちなみにウチの基経はこれがきっかけで道真にフォーリンラブになりました。

高瀬なんとかって人が『道真』っていう小説書いてたんですが、そこの基経は大変萌える。だって道真を素トーキングしてたんだぜ(誤解)思えばあれがきっかけであった。文庫とかで出てたら買うんだけどな。図書館に置いてあったのハードカバーだったので。
そういや道真ってメジャーなわりにあんまり小説とかの主題にはなってないような気がする。どっちかと言えば源氏物語とか、やっぱりそっちなのかな、小説にしても。妖説源氏物語は面白かったです。恋愛要素+陰陽師的要素のミックスやで~。中途半端な終わり方をしているのは、薫と匂宮が本格的にケンカする前に終了させたかったからとか何とかあとがきで見た記憶が。
大河で道真とか取り上げてくれたらマジ神なんだけどな、N○K。できればちょっとヘタレだけど妙に頑固でお人よしとかそんなのだとおいしいです、私が(コラ)
フツーの道真ももちろん好きですが、天神として降臨してハッスルしまくる(@北野天神絵巻)道真もすごく、好きです・・・。
天神verの道真は多分北野天満宮在住。常にゴロゴロしてる。あと基経とイチャイチャしてる。フリーダムライフ満喫中。基本めんどくさがりなのは生前からなので、死んだ後も専ら他人任せ。何故か時平が仕切っている。感情的になると落雷が発生するので地味なストレス発散しかできないのが若干不満。たまにドーンと派手にやると都が大混乱するので、後で時平にマジ説教される。え、忠平?多分どこかに隠れて道真に怨念でも送ってるんじゃないでしょうか(爆)

ところで天神ver描く時はどうしても眷族ぽいの描きたくなるんですが(骨とか)あんまり思いつかないので、有名どころを勝手に眷族にしてみた。
・酒呑童子(源頼光で有名)
・茨城童子(酒呑の跡継ぎ?みたいな)
・四鬼(藤原千方が使役していたという鬼。隠形鬼・水鬼・風鬼・金鬼の4種)
・前鬼+後鬼(役行者が使役)
・鵺(『平家物語』で出てくる怪物)

こんなところですかね。ちゃんと描けば隙間は埋まるはず(ぇ)
あとトップ絵仕上げるついでに道真お題絵も仕上げよーぜってことで今塗ってるんですが、やべぇ誰この子?な状態になってしまった。

拍手ありがとうございますー。
ストレス溜まりすぎて幽霊にすらブチ切れる三善を描こうと思ったら上手く描けなかった(ぇ)

今日本屋で妖怪が題材の絵巻物がいっぱい出てる本を立ち読みしてたら、いきなり三善が出てきました。あいつ陰陽道のプロらしい。幽霊出ても意に介さない男。何だその篁ぶり。まあ陰陽道って晴明のおかげでオカルトじみたイメージだけど、当時は最先端の学問だったから、三善がその道のプロでも違和感はない。元ネタちゃんと見てなかったけど(爆)でも陰陽道は陰陽寮じゃないと勉強できなかったから、一応そっちには行ったのかな。説話系だったから本当かどうかはわかんないけど。


道真「みよしー。最近ストレス溜まってるでしょ?少しは力を抜かないとだめだよ☆」
三善「お前が言うなァァァ!!!!」


道真は三善のこと好きですよ。
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高子(左)と基経(右)

お兄ちゃんは妹の彼氏(業平)をどうにかしたいと思ってるけど自分のことは棚に上げてる(爆)というか、自分が高子の見本になってることに気が付いてない。若干天然入ってる。そんなわけで当初高子に鬱陶しがられるも道真の指導(?)のおかげで体よくあしらう方法を覚えたので今では可愛いと思ってる。ちなみに高子は道真を「お姉さま」と呼んで慕ってる。業平も同じ。

基経「お前どうして道真をお姉さまだなんて呼んでるんだ?確かに可愛いが男だし・・・」
高子「あら、お兄様ととってもお似合いですもの。私から見れば夫婦みたいなものですし、お兄様の相手ならお姉さまと呼んでも差し支えないのでは?」
基経「え、そうか?そう見えるか?(照)いやな、本当に道真は可愛くて昨日も(以下略)」

業平(基経さんめっちゃ言いくるめられてるッス!!!)


業平は陰でこそっとその様子をうかがってる。業平は別に基経のことは嫌いじゃないよ。面白いから(爆)
ついでに業平は今時の若者口調で調子がいい。ただし頭の回転と状況判断は早い。


清行「関白があれでは、先が思いやられる・・・・」

そんな様子をさらに遠くからうかがう清行。ちなみに手にはもちろん三善ノート(必需品)
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自己紹介:
自他共に認める(?)歴史ヲタ。平安から戦国まで。最近は古代まで拡大中。
三国志もいける。ただしつまみ食い傾向(爆)
京都大好き。奈良も好き。滋賀も好き。
いずれは京都に寝殿を構える予定。
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